いわき市

コラム | いわきシティドットコム

ウォーターマンのボールペンを買う

以前ウォーターマンのボールペンを使っていたので、またウォーターマンのボールペンを買おうと考えた。

こういったとき、消費者はどういう行動をとるだろうか。

私の場合は、まずはネットで商品の型番と価格を調べる。

そしてどこで買うかを考える。最安値のネットショップをひたすら探し続ける場合もあるし、 大体の安値がわかったところで信頼できる地元のお店で買うこともある。

そこで出て来るのが、前にも書いたが、いわき市内にある「ペンシル」という文房具店である。

ここは2日と22日は20%オフなので、その日にあわせて注文すれば2割引で買える。 価格交渉が苦手な私にとって、こういったサービスはありがたい。

東京の丸善、伊東屋あたりでも売っていると思うが、さすがに丸善で安くしてとは言えない。

ということで、文房具を買う場合は、まず「ペンシル」が頭に浮かぶようになった。

実はこの頭に浮かぶというのが重要だと思っている。

頭にも浮かばなければ、購入店の選択肢に入らないわけだから、お店はこの頭に浮かばせるにはどうしたらよいかを考えるべきだ。

思い出してもらうための定期的に行われる割引はその代表例だろう。 スーパーの1,2,3の市、火曜ザバーゲンやパチンコ店の5のつく日はイベントデーなどもそうだろう。

地方ではネットで直接お店まで誘引することは費用対効果を考えると難しい。
だから、ネットは存在を知らせる媒体として考えた方が効果的だ。
そう考えると、「2日と22日は、2割引のペンシルデー」というのが、「いわき 文具 割引」などで検索したときに表示されないのは、もったいない。

何かをしたいと思っとき、例えば、入学のお祝いで万年筆をプレゼントしたい。と思った親戚が、市内のどこで売っているだろう、とネットで探した場合、地元の文房具店でしかも2割引のお店が簡単に検索されたら、そのお店が商売上、最も有利なポジションにつける。

地方のリアル店舗の場合、リアル店舗に誘導するためのネット活用と割り切った方がよいと思う。